ヘアークラック、表層クラックのあるポリバス改修
天端の表層クラック
ヘアークラック、表層クラックのあるポリバス改修
漏水の無い浴槽内の表層クラック
使用器具、材料
クラック処理に用いた器具、材料です。
研摩粉を除去する為の掃除機は必要です。
表層研磨
ポリッシャー、研磨紙等でクラック面を平滑に研磨します。
→クラック内に研磨粉残りの無いよう掃除機で除去清掃します。
エポキシパテによるパテシゴキ
今回はエポキシパテにクイックメンダーを使用しました。
エポキシパテによるパテシゴキ
パテベラによりクラック面を丁寧に埋めます。
深めのクラック部は研磨後パテの二度打ちしました。
パテ研磨
パテ面が平滑になるようポリッシャーやスポンジ研磨により整えます。
クラック部の塗装前処理
ローラー塗りの前に深いクラック部は目地刷毛によりバスピュアコートを補強も兼ねタッチアップ塗装しています。
バスピュアコート塗装
全体はバスピュアコートのローラー塗りしました。
塗装後
塗装後
目地刷毛によるタッチアップ塗装とローラーによる2回塗りでクラック部は目立たなく仕上がりました。
塗膜剥がれタッチアップ補修
10年前くらい前に塗装したポリバス2箇所に剥がれが出た現場
ビフォーです。(天端)
ビフォーです。(底板立ち上がり)
施工中前処理
天端の脆弱部をカッターにより除去→研磨→脱脂
脱脂は現在の塗膜を傷めない程度、少量のシンナーで軽めに行った。
底板立ち上がりの脆弱部を研磨により除去→研磨→脱脂
補修箇所
奥→底板立ち上がり部
手前→天端平面部
色合わせ現場調色
今回の現場色はアイボリーですのでパイロキープ白ベースにハイコンク(溶剤用)
黒、赤錆、オーカで調色します。前もっては主剤のみで調色します。
なかなかピッタリとは合いませんので最終は主剤のみを塗る→拭き取る→塗る→拭き取るを繰り返して合わせました。
調色合わせに1時間位掛かりました。
ナイロン目地刷毛で塗装
違う現場ですが、ナイロン目地刷毛でタッチアップ補修中です。
小面積の補修塗装にはナイロン目地刷毛が作業性良好です。
補修アフター
パッと見では補修箇所は判らなくなりました。
仕上げ
精度を上げる為には仕上げで研磨→コンパウンドポリッシングします。
今回は小面積なので手掛けポリッシングで仕上げました。
研摩ジスク
今回使用したスポンジ研磨各種です。
ホーローバスの錆止め処理 浮き錆除去
大小の錆が発生しているホーローバスの錆処理です。
ワイヤーブラシで浮き錆は極力研磨して除去します。
錆部の錆止め処理
サビシャット(2液性錆転換型エポキシ錆止め)を塗布します。
エポキシパテによる錆部コーティング
2剤型エポキシパテをパテヘラでシゴキ塗りし、錆部を丁寧にコーティングします。
〇エポックス910ソフト(弊社扱い品)
〇クイックメンダー(ホームセンター扱い品)
全体研磨
パテ処理部を含めホーローバス全体を研磨します。
ホーローバス用下塗り塗布
ホーローベースコートJW白を吹付け塗布した状況です。
吹付けの場合は1回で800gセットを使用しています。
吹付けでは均一な厚塗りか可能です。
ローラーや刷毛塗りでは1回での厚塗りは難しい為500g〜600gセットを作成します。
ローラーや刷毛塗りでは色むらとなり易いですが、これの主目的は密着プライマーですので色むらは問題ありません。
素地が荒れている場合、ローラーや刷毛塗りでは2回塗りして厚付け→研磨して素地を整える場合もあります。
〇密着の悪いホーローバスの密着強化用下塗り(主目的)
〇素地の荒れているホーローバスの素地作り用下塗り
〇耐水性を上げ錆と湯水を縁切りする
等の目的で使用します。
等々錆のあるホーローバスの前処理は手間が掛かりますが、これらの工程を丁寧に行う事で錆の再発を長期抑え込む事が出来ます。
ぷるごんチャンネルさんのYouTube動画!!
先日YouTubeで教科書のようなバスタブのDIY塗装動画を発見しました。
ぷるごんさんが中古住宅をセルフリノベーションする中で弊社のバスピュアコートを使って頂きローラー塗りでものの見事にバスタブ塗装をされています!!
一般に女性の方はシンナー臭の強い塗料は苦手と思い込んでおりましたが、送風機やマスクを使用しピカピカに仕上げられました。
前処理からクリアートップまで手塗り作業としては完璧と思います。
ローラーの抜け毛があったのと一部ダレがあったのが後悔と言われていますが初めてのチャレンジでこれほどの精度はDIY女子恐るべしです。
「少しでも誰かの役に立てたら良いなという思いで動画を作っていますので、これからDIYする人にとって良くも悪くも参考になるなら私としても嬉しく思います^^」と言って頂きましたので近く動画のリンクを貼らして頂きます!!
動画リンクをトップページとネットショップに貼らせていただきました。
ぷるごんチャンネルさん動画パイロキープローラー作業での泡噛みと泡残り
パイロキープの欠点がローラー作業での泡噛み、泡残りでした。
写真のように細かな泡が残りますので基本ローラ作業はNGとしています。
パイロキープローラー作業での泡残り解消
今回プールの塗装改修作業で偶然イサム塗料の消泡剤を使用したところ、
細かな泡を消す事に成功しました。
これまで一向に解消出来無かった泡噛み、泡残りですが今回初めてこれを解消出来ました。
イサム消泡剤
各社消泡剤はシリコン系の物が多いので相性が悪いとハジキの原因となってました。
その中で今回のイサム消泡剤はハジキも無く良好でした。
今回は現場での緊急使用でしたので今後添加量、貯蔵安定性等のテストをします。
結果はまたブログにてご報告したいと思います。