46歳のホーローバス塗装改修前処理
46歳を迎えた年期の入ったホーローバスです。
交換しようと見積もりを取ったら80万の見積もりで、
諦めて使用し続けていたとの事でした。
錆の出ている部分をご自分でタッチアップ補修をされていました。
ところどころに深めな錆部がありました。
錆部はホーロー層と鋳物層の間に水分が入り込んでいる場合も多いです。
これをそのまま塗装やパテ埋めしてしまうと水分が閉じ込められたままとなり、錆の成長につながりますのでドライヤーで強制乾燥します。
金物周りの劣化シールやシリコンシーラントは十分除去しエポキシパテを打ち直しました。
錆が深い場合や大きい場合は浸透性プライマーや錆転換剤を状況に合わせ塗布します。
エポキシパテは弊社ではソーラー社のエポキシパテ♯910ソフトを使用していますが、小面積の補修ならホームセンターにあるホーロー、陶器用エポキシパテ(2剤型)も可です。
錆部へのエポキシパテ処理は必須です。丁寧に錆部をコートします。
この処理が甘いと短期間での錆の再発に繋がります。
次に全面のケレン、研磨作業です。
ホーロー面はかなり硬度が固い為、弊社では♯100番粒度以内の粗目ジスクを使用しています。
コーナ部入隅はサンダー、ポリッシャーが入りずらい部分がありますのでスポンジジスクも併用します。
スポンジジスクはコーナー部に入りやすいです。
ケレン、研磨作業終了です。
シンナー脱脂清掃作業にて前処理終了です。次に下塗りベースコート塗装に移ります。