バスピュアコート1ヶ月間 熱水浸漬テスト
今年の2月20日からスタートしたバスピュアコート各種素地での耐熱水テストが一通り終了しました。
1ヶ月間の60℃熱水浸漬テストです。
ステンレスバス仕様
塗料とステンレスとの密着は一様に悪いです。
ましてやハードな浴槽では尚更もちませんので弊社のステンレス仕様では目粗し+ベースコート+上塗りとしています。
写真は今回耐熱水テストをしました目粗し+ベースコート+バスピュアコートです。
1ヶ月の熱水浸漬後ですが、カッターナイフのスクラッチテストで確認してみましたが、頑強に密着しております。
ステンレス+ベースコート+バスピュアコートでは剥離の不安感は全く感じません。
よって引き続きこれまでの仕様は継続させて頂きます。
思った以上に色変化は少なく浴槽での長期の色保持も期待出来ます。
バスピュアコートクリアー(2液性ウレタン)
浴槽塗装の想定ではありませんが、
〇写真左 ステンレス+目粗し+バスピュアコートクリアーです。
1ヶ月の熱水浸漬後です。剥離はありませんが、爪で端を強く引っかくと削れてきます。熱水浸漬の影響は受けているか?とは思います。フィルム状にはめくれてきません。
〇写真右
写真右 ステンレス+バスピュアコートクリアーです。(目粗し無し)
一般には目粗ししてもフィルム状に剥離する事の多いステンレス素地ですが、バスピュアコートはカッターナイフのスクラッチや爪のひっかきでは剥離しませんでした。十分な密着力が有るとは思えませんが密着の優れている塗料です。
これまでクリアーはパイロキープのみでしたが、単独での密着性はパイロキープ以上と思われますので今後はバスピュアコートクリアーも適材適所で使用していきたいと思います。
まとめ
前回は2月21日のブログでご紹介しておりますが、
今回のステンレスを含めましてバスピュアコートの耐熱水テストでは、
ポリエステル(FRP) 問題無し
ホーローを想定した釉薬タイル(ホーローベースコート下塗り→洗い場では推奨)問題無し
ステンレス(ホーローベースコート下塗り必須)問題無し
となりました。
注!タイルの密着に問題無かったのでタイル浴槽内部も可能かと言えばNGです。
タイル浴槽の場合はタイル目地もあり、裏にモルタルがあります。
裏面からの背圧がかかりますので剥離の可能性は大きいです。