バスピュアコート塗り板作成
アルミ板、ステンレス板素地でバスピュアコートの塗り板作成中です。
塗り板ですが、作業工程は通常の施工仕様と同一です。
非鉄金属素地につきベースコートを昨日刷毛塗りしました。
16時間以上経過しましたのでこれからバスピュアコートパステルアイボリーの1回目を刷毛塗りします。
ベースコートにはフレーク顔料(固形顔料)が使用されていますので硬化後はブツ肌になりますので研磨が必要です。
♯180番ジスクペーパーで研磨して表面のブツ取りしました。
塗り板作成用の刷毛は使い回しの刷毛です。
使用後は十分洗浄してシンナーに漬けっぱなしにしていますが、2液性塗料はそれでも刷毛の内部で多少は硬化して塗料カスとなります。
塗料カスはゴミと同じなのでこれもやはりブツになります。
実施工では新しいものを十分シンナー洗いした物を使用します。
1回目塗装後の研磨(アルミ板)
バスピュアコートは主剤4:硬化剤1比率の2液性で小面積の塗り板作成ですので主剤40gと硬化剤10gを料理用秤で計量し混合しました。
平面塗りでダレは無いのでシンナーは10%希釈の5gとしました。
今回は2回目の塗装を最短で行いたいので硬化促進剤を2%の1g添加しました。
硬化促進剤添加で2時間程度で研磨出来る硬化となりました。
一般には硬化促進剤は使用しませんが、業者様では使用されています。
使い回し刷毛のせいか結構ブツがありました。
♯180番のサンダー用ジスクペーパーでブツを研磨して表面を平滑にしました。
一般の水砥ぎペーパーは研磨面が黒くなる場合がありますのでサンダー用とかスポンジスクをよく使用します。
1回目塗装後の研磨(ステンレス板)
ステンレス板もアルミ板同様の作業を行いました。
2回目の塗装です(アルミ板)
1回目の塗膜研磨後2回目を塗装しました。
平面塗装なのでダレは無い為厚塗りしました。
塗装要領は1回目と同じです。
今日はもう上塗りしませんので硬化は急ぎませんが明日クリアーを塗布しますので塗料締まり強めたいのでやはり促進剤は2%添加しました。
塗料の硬化は厳密に言えば一般に48時間かかります。速乾塗料は見かけの硬化や指触の乾燥は早いですが半硬化→硬化→完全硬化の所要時間は結構かかります。
2回目の塗装です(ステンレス板)
今回は翌日バスピュアコートクリアーを塗布しました。
硬化後には細かいながらブツが点在していましたのでクリアー塗布前には研磨紙で軽めの研磨しました。1回目より粒度の細かい♯400番のサンダー用研磨紙を使用しました。次はクリアーを塗布しますので研磨跡とか研磨による黒ずみはNGです。
ブツの頭が無くなる程度の軽めの研磨後クリアー塗布しました。
バスピュアコートクリアー塗装(ステンレス板)
クリアーコートだけあって光沢はアップしました。
肌触りも滑らかです。
研磨跡も見えません。
仕上げ
ノンワックスコンパウンドの粗目と細目を使用して仕上げポリッシングを行いました。
ここまでの工程を踏みましたので精度の高い仕上がり面となりました。
弊社の請負い施工では浴室はパイロキープでの吹付けが多いですが、手塗現場の場合は今後はこの仕様で行おうと思います。