FRP亀裂のライニング
3年半前に漏水亀裂をガラスクロスライニングしました現場です。
以前のライニング前処理状況です。
今回の状況
以前の大きなクラック部を中心に細かなクラックが発生しました。
最近小学生の孫が来て二人でこの風呂に入るようになった。
男の子二人が飛び跳ねて遊ぶのでそれが原因なのかと思うとの事ですが、
以前のガラスクロスの1プライライニングでは不安ですので、
今回は2プライ(二重貼り)ライニングとし、頑丈な補修でクラック改修します。
改修部研磨
改修部を粗目ジスクペーパー使用で手掛け目粗しします。
エポキシパテ充填
クラック部にはエポキシパテを押し込み空気層が無くなる様、シゴキ充填します。
エポキシパテ塗布
クロスライニング箇所に十分にエポキシパテを塗り広げます。
ガラスクロス2プライライニング
エポキシパテ塗布後速やかにパテヘラを使用しガラスクロスを張り付けます。
使用のソーラー社パテの可能使用時間は10分程度で硬化しますので、手際良く
貼り付け→脱泡→貼り付け→脱泡を行います。
この時点でライニングが空気を噛んでいると後に膨れの原因となりますので脱泡作業は最も重要な作業です。写真は二重張りです。
今回使用のエポキシパテ、ガラスクロス
エポキシパテはソーラー社エポックス910ソフトです。
ガラスクロスはよくウレタン防水ライニングによく使用されているものです。
(日東防製)
エポキシパテポリッシング
硬化を1時間待ちポリッシングでライニング表面を平滑にします。
パイロキープ刷毛塗り塗布
補修部はパイロキープ類似色の2回塗りで仕上げました。
補修部は色差がありますが、施主様のご了承です。
今後は元気盛りの小学生の孫さん二人に耐久してくれればありがたいです。
一般にはこれで大丈夫ですが万が一これで不具合が出た場合はライニングクロス自体をヘビークロスに変更する必要があります。
(この場合、クロスに厚みがありますので見た目としては盛り上がります)