白い亀の甲模様の汚れ
弊社が1年前に施工させて頂きました浴槽です。
白い亀の甲状の不具合が天板の四隅にあることに気付いたとのご連絡で
確認と改修に伺いました。(クラックでは??)
スポンジと洗剤では落ちない程度に固着しております。
天板の四隅は水が溜り→乾くを繰り返す部分でした。
調べてみますと酵素系の白色入浴剤を使用されての発生と思われます。
濃いグレー色の浴槽ですので特に目立った様です。
改修
改修は3Mのスポンジジスク(マイクロファイン)で軽く研磨して落としました。
改修
研磨後は若干の艶引けがありましたのでコンパウンドポリッシングをして
艶の復活をしました。
改修完了
四隅の白色は取れ回復しました。
入浴剤による不具合で今回の事例は初めてでしたが、
酵素系の入浴剤で特殊な物と思います。
エプロンの下部にもツララ状の固着がありました。
乾く時にパウダー成分が固まるのかと思います。
新品のポリバスでも白色系ポリバスでは硫黄成分、唐辛子成分入りの入浴剤を長期間使用した場合、赤み・黄みが染まる事があると聞いております。
特殊な入浴剤の長期使用は要注意です。
床面の防滑塗装(ノンスリップ)
主には雨で濡れると滑りやすい玄関周りとかベランダのタイル床で行っております。
※タイル浴槽洗い場は常に濡れている為、タイル裏のモルタルの含水率が高く、
タイル目地が乾きません。この為目地に塗った塗料は剥離しますので塗装不可です。
アルミナ骨材
アルミナ骨材は一般に珪砂より細かい透明度の高い砂骨材です。
珪砂使用ではノンスリップ面が黒っぽくなるのに較べアルミナ骨材では黒っぽくなりません。特にクリアー仕様ではアルミナ骨材を使用します。
アルミナ骨材使用のノンスリップ工法
白の角タイルにバスピュアコートクリアー→アルミナ骨材手撒き→バスピュアコートクリアー塗布しました。(パイロキープクリアーの使用でも同様)
上のタイルは♯36粒度のアルミナ骨材撒きです。強いノンスリップを必要とする場合は♯36粒度を使用する場合があります。仕上がり感は少し粗い感じがします。
一般に♯60〜♯36粒度のアルミナ骨材使用。番定が大きくなるにつれ細かくなります。